モノコック構造の各部の名称と役割について簡単解説!

モノコック構造の各部の名称と役割について簡単解説! ボディ

モノコック構造(モノコックボディ)は現代の乗用車のほとんどに採用されているボディ構造です。この記事ではモノコック構造の各部の名称と、その役割について簡単に解説していきます。(自動車メーカーによって名称は異なります)

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フロント・中央部の名称と役割

出典:一般財団法人 日本自動車査定協会

フロントクロスメンバー(画像赤の部分)

フロントクロスメンバーとは進行方向に配置されている部材に対し、横方向に取り付けられた部材のことをいいます。エンジンサスペンションなどを支えて、路面からの衝撃を和らげたり、衝突した際のダメージを吸収する役割などがあります。

フロントサイドメンバー

フロントサイドメンバーは車体の左右にある、前後に長く伸びた部材の事です。先端部付近は衝突時に損傷しやすい部分です。

フロントインサイドパネル

フロントインサイドパネルはエンジンルームの左右にあるパネルのことです。フロントサイドメンバーに溶接されて取り付けられています。フロントのタイヤスプリングが取り付けられている部品の付け根になる骨格でもあります。

ダッシュパネル

ダッシュパネルは、エンジンルームとキャビン(室内)を隔てるパネルのことです。バルクヘッドとも呼ばれます。

ピラー

ピラーと「柱」と言う意味で、ボディルーフを繋いでいる部分のことです。側面の衝突から乗客を守る役割もあり丈夫に作られています。車の前側からAピラー(フロントピラー)、Bピラー(センターピラー)、Cピラー(リアピラー)の順に呼ばれます。

ルーフ

ルーフは、車の屋根の部分のことです。ボディを構成する部品の中でも、最も広い面積をしめています。

リア・下面部の名称と役割

モノコック構造の各部の名称と役割について簡単解説!
出典:一般財団法人 日本自動車査定協会

フロア

人が乗る室内の床にあたる部分をフロアになります。フロアの上にはシートなどが固定されています。

フロアサイドメンバー

フロアサイドメンバーは、フロアパネルの両サイドにあるサイドメンバーのことです。車体の強度やねじれ剛性を保つのに重要な役割を果たしています。

トランクフロア

トランクフロアとは文字通りトランクの床にあたる部分のことです。主にスペアタイヤなどが保管されていますが、最近では軽量化の為にパンク修理キットなどが備えられています。リアフロアとも呼ばれたりします。

リヤサイドメンバー

リアサイドメンバーとはトランクフロアの両サイドに設けられている部材の事です。車体の強度やねじれ剛性を保つのに重要な役割を果たしています。

この記事を書いた人
自動車ライター
YOSHIKI

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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