コンロッドの仕組みと役割

コンロッドエンジン

コンロッドはピストンクランクシャフトをつなぐパーツです。コネクティングロッドを略してコンロッドと呼ばれています。

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各部の名称と役割

コンロッド

ピストンピンがはまる部分をスモールエンド、クランクピンがはまる部分をビッグエンドといい、この2つを繋ぐ部分をロッド部といいます。スモールエンドはピストンに接続され、ビッグエンドはクランクシャフトに接続されます。ビッグエンドとクランクシャフトはコンロッドキャップコンロッドボルトで繋がれます。

コンロッドベアリング
コンロッドベアリング

コンロッドとピストンの結合部分において摩耗を軽減させるコンロッドブッシュ(コンロッドベアリング)と呼ばれる部品もあります。スモールエンドではバックメタル付き巻きブッシュ、ビッグエンドではバックメタル付き二分割ブッシュが使用されます。

コンロッドの鍛造方法と素材

コンロッドは主に、熱間鍛造で作られます。熱間鍛造とは、高温に熱した金属をプレスし金型成形を行う鍛造方法のことです。また、重力鋳造、ダイカストで作られる場合もあります。

材質にはクロームモリブデン鋼や炭素鋼などが使われます。レース用のエンジンではチタン合金が使われる場合もあります。

この記事を書いた人
自動車ライター
YOSHIKI

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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