車の内装(インテリア)は、人と車を繋ぐインターフェースと言えます。つまり人が多く触れる部分であり、様々な名称があります。そんな車の内装の名称とその役割について簡単に解説していきます。
車の内装の名称と役割 その1
メーターパネル
メーターパネルは速度やエンジン回転数、警告灯や水温などの車の情報をドライバーに向けて表示するものです。
ステアリングホイール(ハンドル)
右や左に回すことで車の進む方向を操作します。操舵装置やハンドルとも呼ばれます。
ライトスイッチ
ライトのオンオフなどの調整を行うスイッチです。BMWやポルシェなどの外車では画像のような位置に備えられている場合もありますが、国産車ではウィンカースイッチの端に備えられている場合が一般的です。昨今ではオートライトと呼ばれる、必要な時に自動でライトのオンオフを切り替えるものが、標準装備されています。
ウィンカースイッチ
その名の通りウィンカーを作動させるためのスイッチです。画像のように外車はステアリングの左側、国産車では右側に備えられるのが一般的です。レバーを上に向けると右ウィンカー、下に向けると左ウィンカーが点滅します。ウィンカーはターンシグナルや方向指示器と呼ばれます。
ワイパースイッチ
ワイパーのオンオフやスピードを調整するスイッチ。こちらもウィンカー同様に外車か国産車かで位置が異なります。外車はステアリングの右側、国産車では左側に備えられるのが一般的です。最近ではオートワイパーと呼ばれるモードも備えられており、走行状態や雨量によって自動的にワイパーのスピードを調整してくれるものもあります。
ホーンスイッチ
主にステアリングホイールの中央部に備えられた、ホーンを鳴らすためのスイッチのことです。クラクションや警笛とも呼ばれます。
モニター
ナビゲーションやオーディオ、テレビや車両の詳細情報など、様々な情報を確認したり、エンターテインメントを楽しんだりできます。インフォテイメントシステムと呼ばれたりします。
ハザードスイッチ
ハザードランプを点灯させるスイッチです。
レジスター
エアコンの風の吹き出し口のことです。基本的に真ん中につまみが付いており、上下や左右に風向きを変える事ができます。
エアコンスイッチ
エアコンのオンオフや風量、風が出る場所や温度を調整できるスイッチの事です。車によっては運転席と助手席、または後部座席でそれぞれ温度や風量を変えられるものもあります。
シフトノブ
変速用シフトレバーの握る部分のことです。AT車やCVT車、AMT車やDCT車には「P」「R」「N」「D」の4つのモードがあり、それぞれ「パーキング(駐車)」「リバース(バック、後退)」「ニュートラル」「ドライブ(前進)」の意味です。MT車は主に1速~6速のギアと、後退用のギアが1つ付いており、走行状況に合わせて手動で変速します。
サイドブレーキ
駐車の際に使用するブレーキのことです。パーキングブレーキとも呼ばれます。
車の内装の名称と役割 その2
サンバイザー
日差しがまぶしい時に展開することで、日差しを遮ることができる者です。カードホルダーや小さい鏡が備えられているものもあります。
スピーカー
テレビやオーディオからの音声を出力するものです。
グローブボックス
大型の小物入れです。もともとはドライビンググローブを入れる用の小物入れでしたが、現在では車検証やETC車載機などが納められるのが一般的です。
ルームミラー
車両後方を確認するための鏡です。最近ではデジタルインナーミラーと呼ばれる、車体後方に取り付けたカメラで撮影した映像をリアルタイムで表示できるルームミラーも登場しています。
デフロスター
フロントガラスの曇りを除去するためのフロントガラス用エアコン吹き出し口のことです。
スタート/ストップスイッチ
エンジンの始動・停止を行うスイッチです。最近ではキーレス化が進んでおり、以前のように鍵を差し込んでひねるタイプは少数派です。
関連:エンジンがかかる流れ
アクセルペダル
足元の右側にあるペダルの事です。踏み込むとその分だけエンジンの回転数が上がります。(ワイヤースロットルの場合)
ブレーキペダル
足元の中央にあるペダルの事です。踏み込むとその分だけブレーキを効かせる事が出来ます。