【サクッと学ぶ】車が空気を吸い込む流れ

車が空気を吸い込む流れ エンジン

エンジンを動かすにはエンジンに空気を送る必要があります。その流れと、送り込む過程で活躍する装置達をサクッと見ていきましょう。

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一連の流れ

車が空気を吸い込む流れ

まずは全体像から把握していきましょう。まず空気はエアクリーナーと呼ばれるフィルターを通ります。その後、空気の量をコントロールするスロットルボディへと向かい、気筒ごとに空気を分配するインテークマニホールドへと向かいます。またそれぞれはエアダクトと呼ばれる樹脂でできたパイプでつながれています。過給機が付いている車は、このパイプの途中に過給機が配置されている事もあります。インテークマニホールドからはシリンダーヘッドにある吸気ポート、そして吸気バルブを当してシリンダー内に空気が運ばれていきます。それではそれぞれ見ていきましょう。

エアクリーナー

エアクリーナー

エアクリーナーの役割は、吸入空気中の目に見えない小さなゴミや異物を除去して、綺麗にすることです。ゴミや異物がエンジンに入ってしまうと内部を傷つけてることに繋がります。

スロットルボディ

スロットルバルブ

スロットルボディは、エンジンに取り込む空気量をコントロールする部品です。スロットルボディの開閉はドライバーのアクセル操作と連動しており、アクセルを思い切り踏み込むとスロットルボディは大きく開き、多くの空気量を取り込む事が出来ます。

インテークマニホールド

インテークマニホールド

インテークマニホールドは、空気(または混合気)をエンジンの各気筒に均等に送り込む役割を担っています。インテークマニホールドの形はエンジンの性能に大きく関わります。例えば、高速での性能を重視した車には、径が太くて長さの短いタイプを採用していたり、町乗りでの性能を重視した車には、径が細くて長さの長いタイプを採用しています(必ずしもそうとは限りません)。最近ではバルブタイミングを電子制御している車もあり、エンジン回転域に応じて、吸入口の長さを自動で切り替える、「可変長式インテークマニホールド」の採用も登場しています。

この記事を書いた人
自動車ライター
YOSHIKI

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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