現代のほとんどの車はボンネットの下にプラスチックのカバーがあり、車の所有者がエンジンをいじることが減ってきています。ただし、特に内燃機関 (ICE) 車を運転する場合は、ボンネット内のケアが依然として不可欠です。
車を最高の状態に保つために定期的にチェックすべき 5 つの液体をご紹介します。
エンジンオイル
車の血液ともいえるエンジンオイル。そんなエンジンオイルには心臓であるエンジンを守るという大事な役割があり、走らせれば走らせるほど劣化します。
また、オイルが少ない状態で車を走行させると重大な損傷につながる可能性があるため、車のオイルレベルを確認することはタイヤの空気圧を確認するのと同じくらい重要です。
オイル量の確認方法は、まず平坦な場所に車を停めボンネットを開けます。エンジンを少し冷まし、オイルレベルゲージを引き抜き、一度ウエスで拭き取ります。
再度オイルレベルゲージを差し込み、再び引き抜きます。この時、オイルレベルゲージに付着したオイルが、穴と穴(メモリとメモリ)の間にあれば適正です。
冷却水
冷却水の残量は、リザーバータンクを見る事で確認できます。リザーバータンクは、通常エンジンルームの前部にあります。透明なタンクにメモリが明記されていて、MAXとMINの間に液面があれば問題ありません。
また、ラジエーターキャップを開けて、冷却水の液面の位置を確認することも可能です。
ただし、高圧の沸騰した熱い液体が体に向かって噴出するのを防ぐために、冷却水の蓋はエンジンが冷えているときにのみ開けることが重要です。
ブレーキフルード
ブレーキフルードはほとんどの人が見落としがちな液体の 1 つですが、必要なときに車を確実に停止できるようにするために不可欠です。
ブレーキフルードのリザーバーは通常、エンジンルームの背面にあります。冷却水同様、透明なタンクにメモリが明記されていて、MAXとMINの間に液面があれば問題ありません。
ミッションオイル
ミッションオイルとは、トランスミッションのギア同士が滑らかに動くようにするオイルです。確認方法は車によって異なります。
例えばレベルゲージが付いていない場合、オイル注入口のフィラープラグを開けて、注油口に指をいれ、オイルに触れれば適量です。
また、レベルゲージが付いているオートマ車の場合は、エンジンを暖気後、「P」「R」「N」「D」のそれぞれの状態を数秒間保持させ、「P」の位置まで戻します。その後サイドブレーキを引いてレベルゲージを確認します。
ウォッシャー液
ウォッシャー液の交換はおそらく最もよく知られており、ワイパージェットが確実にスクリーンを洗浄できるように、タンクを水で満たしておくことが不可欠です。通常、リザーバーの上部も半透明なので、レベルを簡単に確認できます。
車の液体をチェックすることは、車を良好な状態に保つための基本的な要件です。使用する液体のブランドや種類がわからない場合は、車の取扱説明書を確認するか、整備士に尋ねてください。