標準的な12Vのカーバッテリーの寿命は有限で、生産されてから劣化が始まります。カーバッテリーの寿命には、時間、熱、気候、振動など、いくつかの要因が関係しています。カーバッテリーを長持ちさせるために、メンテナンスのコツをご紹介します。
カーバッテリー交換はどのくらいの頻度で必要?
一般的に、少なくとも3~5年はカーバッテリーの交換は必要ないと言われています。走行した車や短時間の移動では、完全に充電されず、寿命が短くなることがあります。同様に、長期間駐車している車両は、バッテリーが自己放電し、バッテリー寿命が短くなります。
ここでは、カーバッテリーの寿命を延ばすためにできることをいくつかご紹介します。
短時間の乗車を控える
どうしても車が必要なとき以外は歩いたほうがよいでしょう。短時間の車での移動は、車を発進させるために放電した後、バッテリーが完全に充電されるのを妨げます。可能な限り長時間の移動を計画し、短時間の乗車回数を制限するようにしましょう。
バッテリーがしっかり固定されていることを確認する
一般的に、オイル交換の際に整備工場ではバッテリーを点検し、腐食がなく、その場所にしっかりと固定されていることを確認します。ご自身でオイル交換やメンテナンスをされる場合は、端子につながる接続部の安全性を確認し、バッテリーがその場所に正しく収まっているかどうかを確認してください。
ライトを消す
最近の車には、一定時間が経過するとヘッドライトや室内灯を消灯する自動機能がついているものが主流です。これは、朝、車に戻ったときに、バッテリーが完全に放電していたり、バッテリー上がりになっていないようにするための安全装置です。もし、この自動消灯機能がない場合は、夜間駐車するときは必ずライトを消してください。
バッテリー端子の腐食を除去する
バッテリー端子は時間の経過とともに腐食しますが、端子を清潔に保ち、カーバッテリーの寿命を延ばすことができます。金ブラシやサンドペーパーで端子をこすり、ターミナルに接点復活材を吹きかけ、端子にグリスを塗布して取り付ければ作業完了です。
バッテリーの出力を確認する
車のメンテナンスが好きな方は、カーバッテリーテスターを購入し、ボンネットの中にいるときはいつでも出力電圧をチェックしてください。これで、バッテリーの寿命がわかるはずです。故障する前にバッテリーを交換することをお勧めします。
アイドリングストップ中の電子機器の使用を控える
走行中、電子機器はバッテリーから電力を奪うことがあります。アイドリングストップ中にラジオやエアコンの電源を切ることができれば、バッテリーを長持ちさせることができます。また、アイドリングストップはバッテリーを消耗させるので、アイドリングストップ時間を短くすることも大切です。