【簡単解説】ステアリングシステムの仕組みと構造

【簡単解説】ステアリングシステムの仕組みと構造 シャーシ

ステアリングシステムとは、車の進行方向を操作するシステムのことで、ステアリングホイール(ハンドル)を回して車輪の向きを変える役割を担っています。もう少し詳しく見てみましょう。

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ステアリングシステムとは

【簡単解説】ステアリングシステムの仕組みと構造
OSHA Directorate of Technical Support and Emergency Management – Point of Contact Between a Rack and Pinion. オリジナルのアップロード者は英語版ウィキペディアのBrian0918さん, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=186765による

ステアリングシステムとは操舵装置と呼ばれ、乗用車では一般的に前輪で操舵を行います。しかし、4輪操舵システムと呼ばれる後輪でも操舵を行う車も、高級車を中心に採用されています。現代の自動車のステアリングシステムには「ラック&ピニオン式」が採用されるケースがほとんどです。

ラック&ピニオン式とは、ステアリングシャフトの先端にあるピニオンギヤと、ラックバーと呼ばれる歯が刻まれた棒を用いた、シンプルな構造のステアリングシステムです。ステアリングを回すと、ピニオンギアも回転し、回転に応じた量だけラックバーが左右に動きます。ラックバーが左右に移動することによって、車輪を支持しているナックルが動きます。

ステアリングシステムの構造

ラック・アンド・ピニオン型のステアリングのメカニズム:1 ステアリング・ホイール; 2 ステアリング・シャフト; 3 ラック・アンド・ピニオン; 4 タイ・ロッド; 5 キングピン
LaurensvanLieshout – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=11119154による

ステアリングホイール

ステアリングホイールとはハンドルのことです。握る部分をリム、ステアリング中央のステアリングシャフトと繋がっている部分をハブ、リムとハブを繋いでいる部分をスポークと呼びます。

ステアリングシャフト

ステアリングシャフトは、ステアリングホイールの回転をステアリングギアボックスに伝える軸の事です。多くの場合、ステアリングホイールとステアリングシャフトは、ユニバーサルジョイントで接続されています。

ステアリングギアボックス

ステアリングギアボックスは、ハンドル操作を簡単にするものです。ステアリングシャフトを回す力を増幅させ、ナックルアームを動かす運動に変えています。現代の車の多くは、ここに油圧もしくは電動のパワーアシスト機能が連動します。

この記事を書いた人
自動車ライター
YOSHIKI

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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